外壁塗装工事

こんにちは岡本です！

 

第4回目の今回は、建物のお化粧である外壁塗装工事のお話をします。

 

建物のお化粧と申しましても色々な意味合いがあります。

建物を美しく見せるのは勿論、雨水を建物に浸透させない防水効果や建物に

外気や紫外線を当てずコンクリートの中性化を抑止する効果などです。

意外なところだと建物に遮熱や断熱効果ももたらします。

こんな素晴らしい塗装ですが、やはり経年で劣化してきてしまいます。

塗料で塗られた壁を見ると表面が粉を吹いたようになっていることがあります。

これはチョーキングと言い、塗料の劣化で表面に顔料が出てきてしまっているものです。

外壁を触って埃やその他付着物以外の粉っぽい汚れが手に付着したら早めの塗り替えをお勧めします。

塗料が劣化すると、先に挙げた効果が薄れ建物が劣化します。

そうなると以前お話した躯体の補修に掛かる時間と費用が大きくなるからです。

 

では外壁塗装の手順をお話していきます。

まず塗り替えを行う前に建物を洗います。

これは塗料を外壁にしっかりと付着させるためです。

高圧洗浄機などを使い埃や排気ガスの他に躯体補修やタイル補修で出た埃、コケなども洗い流します。

続きまして専用塗料を使用して下塗りを行います。

よく鉄筋コンクリート造塗装仕上げの建物に使用されるのが微弾性塗料です。

若干弾性があり、地震などで建物が揺れたり歪んだりしても、少しの動きであれば追従して

塗膜に亀裂が入るのを防いでくれます。

　

その上に中塗り・上塗りと同じ塗料を2度塗り重ねるのが一般的な工法です。

2度塗ることによって塗膜の厚みを確保し、しっかりと塗装の効果を確保する為です。

上塗りをすることで中塗りの時にできた気泡にも塗料が充填されるという効果もあります。

 

外壁用の塗料には様々な種類があり予算や対応年数によって選択が可能ですが、

一般的に多く使用されているのは水性シリコン系塗料です。

コストと効果持続年数のバランスが一番だと思います。

 

塗装仕上げの建物はタイル仕上げと違い、塗り替えを行うと綺麗になったのが一目瞭然なので

私も好きな工程です。

 

次回は同じ塗装の工程でも一味違った鉄部塗装についてお話しようと思います！